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くさりかけのススメ
90年代後半に週刊少年ジャンプにて連載された、『王様はロバ~はったり帝国の逆襲~』という隠れた名作のギャグ漫画がある。

王様はロバ


この作者のなにわ小吉は、この漫画1本のみで一部のシュールギャグ好きのファン層からカルト的な人気を誇りながら、
一方であまりにもニッチな視点を突き詰めすぎたために大衆の支持を得られず、
ジャンプのアンケートデスマーチに耐え切れずに歴史の闇に葬られた。
(ちなみにこの王様はロバは現在絶版されており、復刊ドットコムでは既に交渉中だという)

そんな彼に、このささいな個人ブログという場ではあるが、今一度光を当ててみようと思う。

なにわ小吉は作中でかく語った。
「食いもんは腐りかけがうまいという。
 ならば、腐りかけと腐ってるの間のギリギリのデッドラインこそが、
 その食いもんが一番うまい時期なのではないだろうか。」
と。

思うに、この論理って実は、食いもんという次元をはるかに跳躍して様々なものの尺度に応用が効くのではなかろうか。

例えばお笑いの世界。
この尺度を適用すると、様々な面白い新事実が見つかるのである。

まず、この図を見ていただきたい。

くさりかけ


見てのとおり、『ゲッツ』が完全に腐ってしまっているのは明々白々な事実だろう。
もはや昭和の香りとともに懐かしささえ漂いかねない雰囲気である。
誤ってこれを使用した瞬間に、その後1年間はあだ名が「ダンディ○○(あなたの苗字)」になるのは火をみるより明らかだ。
間違いなくそれからの日々を後悔にさいなまされて生きることになるだろう。
まして、それが卒業文集の製作時期に重なったりすると悲惨である。

それでは、『ハードゲイ、フォー!』はどうだろうか。
正しく今が最盛期の旬のゲイ・・・、失礼、芸である。
だがしかし、実はこのギャグは今現在、限りなく腐りかけと腐っているのはざまのデッドラインにいるのである。
テレビなどの大衆メディアでの過度な露出により、ほぼ全ての国民がこのギャグの存在を認識した。この段階が食いもんでいうとこの「熟した」段階である。
そして、そのギャグをあたかも自分のネタとしてぱくって一般の素人が使い始める。この段階がすなわち食いもんでいうとこの「腐りかけ」、醸成の段階なのである。
そしてそれは腐りかけであるがゆえに行き過ぎると、「痛い」「古い」「寒い」という評価へと変わっていく。

昨日はうけたギャグも、次の日には極寒の視線を浴びるかもしれない。
もしかしたら明後日もまだいけるかも?
いや、あと2回が限度か・・・。
いや、それとも・・・。
そのギリギリ極限の状況を楽しむ、
タイトロープダンサー

である。

さぁ、君もタイトロープダンサーにならないか?
Comment
≪この記事へのコメント≫
ようし、タイトロープダンサーになる!
2006/07/02(日) 19:32:51 | URL | さぶやん #-[ 編集]
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