三十両

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ブラック
もやもやだ。
人生はもやもやの連続なのである。
生きるという過程において「悩み」というものは、ステーキにかける塩コショウくらい切っても切れない関係なのである。
納豆の糸くらい切っても切れない関係なのである。

そんなこんなでなんだか最近雑誌がひどくつまらない。
まー、この場合知的教養にかける私が「雑誌」という言葉でさすのは週刊少年漫画雑誌なのだが・・・。
これはなかなかスパンの長い悩みで、もう2年間くらい同じこと考えてる気がする。

画力が重視されすぎたためによいストーリーをかける人間がいなくなった云々、
歴史が長くなるにつれて筋がマンネリ化してきた云々、
と、いうよりラブひなが・・・云々。

様々な声が聞かれるが、今回はひどく個人的な趣向に根ざす要因を考察してみたい。
ずばりそれは「ブラック成分の不足」だ。
すなわち、殺人、強姦、不条理、戦争、売春、白痴、迫害、皮肉、風刺、汚職、汚濁、差別、暴力・・・の不足である。
もちろんこれらの成分を中心的な要素にすえて作られた、
いわゆるバイオレンスアクションなるジャンルの漫画や、
戦争を主題にすえたドキュメンタリー漫画あるいはミリタリー漫画、
血しぶきのほとばしる格闘漫画、
はいまでも色々な雑誌で多々見受けられる。
そう、確かに現在でも多々みられるのだ。

だがしかし、それらはどれもどこかに薄っぺらな印象を禁じえないのである。

たとえるなら、そう、戦隊ヒーローだ。
どれだけ怪光線をうけても火花が多少散るだけで見た目にはほとんど何の変化もないその場限りのダメージ。
最後には必ず倒される悪のヒーロー。
人はやがてそれらがどれもまがい物であることに気づく。
だからこそ一定以上の年齢を重ねた良識ある大人は彼らへの撞着を捨て、ヒーローシール入りのマルダイ魚肉ソーセージを捨てて、「リアル」な世界を求めるに至るのである。

人は過剰な残虐性を潜在的に持っている。
しかし近年では、モラルの世界にインフラの整備が進みすぎてしまった。
タブーとされる単語、事項は増加の一途を辿っている。
確かにそれによって救われる倫理もあるだろう。
そして救われるひとがいるだろう。

しかしながら、あれもいけない、これもいけないといい続けることで確実に失われるものが一つある。
血と汗のかよった、泥臭い人間の「歴史」である。
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