三十両

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新約「やる」
あん? 

何見とんじゃ!!

やってまうぞ、コルゥァア!!


と威勢よくはじめてみました。
最近、元気がないとよく言われるので、精一杯虚勢を張りました。

さて、突然ですが、この場合、おそらく頬に傷持つ893のお兄さんが起源であろう、「やってまうぞ」という単語にはどういう漢字が当てはまるでしょうか?

試しに、「やる」をIME2000の変換機能を用いて変換してみましょう。


・やる
・遣る
・ヤル


あなたのパソコンでも候補が三つ出てきましたね?
さて、このうち漢字で表示されているのは「遣る」ただ一つです。
あれまぁ、なんということでしょう!
検証開始からわずか10行目で早くも結論が出てしまいました。


この結論に基づいて、
眠い目をこすりながら枕草子とにらめっこをした、
あの高校生のころの古文の授業の気持ちを思い出しながら、
彼の言葉を忠実に現代語訳すると、


あら、

何を見ているのですか?

遣わしてしまいますよ、こらこら


となります。

なんと、このとき893のお兄さんは第二人称的存在に対して何かを派遣しようとしていたわけです!
何を派遣しようとしていたのか・・・それは謎です。
文脈の如何に関わりなく、私がこれまでドラマや小説で見聞きした中で、その対象が明らかにされたことは、私の記憶が確かならば一度たりともありません。
篠原涼子か何かを派遣して低所得者層の品格でも示そうとしたんでしょうか?


いやいや、それにしても、考えれば考えるほどおかしい文章です!
現代語訳したればこそ多少は理解が出来たものの、
こんな内容なら、わざわざ怯えた犬のようにきゃんきゃん怒鳴らなくても、いいのではないかという気がしてしまいます。
これでは全く文脈が間違っているとしか思えません。

もし、先ほど導きだされた結論が間違っているとしたら、考えうる可能性は三つです。


1.893のお兄さんは頭が狂っている、ゆえに正常な会話が遂行できない
2.IME2000は頭が狂っている、ゆえに正常な変換が遂行できない
3.筆者は頭が狂っている、ゆえに正常な推論が遂行できない


1,2,3のいずれも否定しがたい魅力を放っています。
いずれにしても、「やってまう」が「遣る」の意味を含んでいないにしても、本来「やる」という動詞が連動的に他の動詞とくっついて意味を成す以上、なんらかの動詞的ニュアンスが含まれていないことは考えづらいです。


驚くべき推理と思われるかもしれませんが、つまり、「○○をやる」の○○の部分が、やるという単語自体に込められているのではないでしょうか?

とするならば、この「やる」という言葉は無理やりにでも、他の漢字と併用することがふさわしいのではないでしょうか。

例えば・・・、そう、「殺る」とか・・・


あっ!
この表記、見たことがある!


「犯る」と書いて「やる」と読ませたりしてて、
おかしいと思ってたんですよねぇ。
特に少年ジャ○プ系のマンガの中でっ!
そうか、そういうことだったんですね!


いや、待てよ・・・。
この用法が正しいとしたら・・・、
もう読み仮名とか覚えなくていいじゃないですか!
だって、「やる」という単語があまねく言葉に対して使えてしまうんだから。


例えば、「走る」だって「やる」と読めばいいんだし、
拡張すれば「五里霧中」という四字熟語だって、
「私の今の状況は五里霧中だ」なんていちいち書かなくても、
「五里霧中る」と書いて「やる」と読ませれば、たったの5文字で済んでしまいますよ!
ルビをふるのも、たったの1文字ですよ!
なんてインク代節約!なんてエコロジー!


これは革命だ!


さらに言えば、気の利かない坊さんのなっがい般若心経も、

「観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 
度一切苦厄 舎利子 色不異空 空不異色 色即是空 
空即是色 受想行識亦復如是 舎利子 是諸法空相 
不生不滅 不垢不浄 不増不減 是故空中 
無色 無受想行識 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法 
無眼界 乃至無意識界 無無明亦 無無明尽 
乃至無老死 亦無老死尽 無苦集滅道 無智亦無得 
以無所得故 菩提薩た 依般若波羅蜜多故
心無けい礙 無けい礙故 無有恐怖 遠離一切顛倒夢想 
究竟涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多故 
得阿耨多羅三藐三菩提 故知般若波羅蜜多 
是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等等呪 
能除一切苦 真実不虚 故説般若波羅蜜多呪 
即説呪日 羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 
菩提薩婆訶 般若心経る」

と書いて、

「やる」

と読めば、座布団に座って1秒で唱えれてしまうわけです!

なんてこったい!
日本語がここまで進化していたとは!
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≪この記事へのコメント≫
感想る
抱腹絶倒る
革命です
まさに!
楽しい
2007/07/05(木) 15:17:06 | URL | くま #-[ 編集]
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