三十両

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書評:高杉良『反乱する管理職』
小説を読むのは一ヶ月ぶりでした。
ここ最近はビジネス関連の本を読む事が多くて、小説は積ん読になってました。
で、高杉良は金融腐食列島で有名なとおり、政治経済をテーマにしたノンフィクション調の小説を書く作家さんなので、ビジネスからの延長で食指が動いたわけです。
高杉さんの小説ではこれまでに青年社長と金融腐食列島と読んでます。
それでは、以下たんたんとレビュー。




タイトル:
『反乱する管理職』

hanransurukanrisyoku










あらすじ:
老害と化したワンマン経営者によって経営危機に陥ってしまった生命保険会社の東都生命と、それを乗っ取ろうとする外資の間で巻き起こる混乱の中で、一人の中堅クラスの男性社員(といっても将来は幹事確実と目される実力者)の活躍を描く。キーワードは、「生保業界の凋落」、「外資の台頭」、「日本流内部統制の問題点」、「中堅社員の頑張り」

気になった点:
・映画の脚本かと思うほど会話文ばかりで話が構成されている
・テーマとの関連が薄く、伏線でもなく、蛇足なサブストーリー(大人の恋愛模様など)が話の半分くらいを占める
・作者の意見が小説という体を無視して、割と露骨に書かれている(自らの著作である『青年社長』を何の脈絡もなく登場人物に賞賛させる、など)

良かった点:
・企業の破綻~管財人の選定~破産処理という一連の流れと、そのときの現場の模様が細かに伝えられている
・二十年前の社会人の空気感が理解出来る。またその際、「昔は良かった」論に安易に傾いていない点もゆとりっ子の自分としてはポイントが高い

評価:
★★☆☆☆

ってとこですかね。
一つの小説としては、読んで損はないけど人には薦めないレベルです。
ただ、扱っているトピックス自体に興味がわく人なら、もっと評価が高くなると思います。
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